[電気]オフグリッド|我が家の明かり事情
2017/03/10
オフグリッド生活というだけあって、我が家では相変わらず50Wのソーラーパネルで電力を賄っております。
車に乗るときにはインバーターを使って、パソコンやインパクトドライバーのバッテリーなど50Wのソーラーシステムでは充電の難しいものを優先します。
100V工具を使うとき以外には殆ど使うことはありませんが、容量は小さいですが、発電機もあります。
ベーシックな生活を送るだけであれば意外とどうにかなります。
不自由なく暮らしていますか?という「YES」、「NO」二択の問いがあれば、「YES」を選択しますが、出来れば備考欄を設けて貰いたい。感覚としてはそんなところでしょうか?
生きる為に電力は必ずしも必要ではありませんが(健康な人間であれば)、ただ命を繋ぐだけが人生ではありません。つまり、自分の欲の増減によっては、使い放題の電気が欲しいと思う場面も出てきます。
その時にどうするか?この辺りの線引が自分で引けるということ、これが「自由な選択」の一つなのかもしれません。
50Wのソーラーシステムでは冷蔵庫が使えないので、買う物には気を使います。「冷凍食品」を備蓄するなんて夢の話です。※良い方法があれば教えて貰いたい。
夏はスーパーへ行く度に「氷」を貰い、クーラーボックスに「要冷蔵食材」を入れるのですが、2日もすれば氷は溶けてしまいます。
パソコンもインターネットも、常にバッテリー残量との戦いです。
電気さえあればもっともっと気になることを追求出来るし、表現の幅も広がるということは理解しているのですが、それでも僕は、相変わらずオフグリッドの生活を続けています。
その大きな理由は、僕の性格にあると思います。
非常に残念なのですが、僕は「意志が弱い」のです。
使い放題の電気があれば延々とパソコンに向かうか、だらだらとTVをみるでしょう。
自分のやりたいことだけに没頭出来れば良いのですが、どうせ後に残らないような下らないことに時間を割くことになるのです。
好きなことに没頭している時の脳のイメージが明色だとすれば、時間を浪費することを目的とするようなインターネットサーフィンや、TV視聴をしている時の脳のイメージは暗色です。そして霞がかっているように思います。
一見刺激的に思えても、実際脳は思考停止状態に近いのではないでしょうか?
なぜなら、脳のイメージが暗色である時に得た情報は、後になって、殆ど記憶として定着しないと思うからです。
誰かと話をする時、「自信を持って最後まで」話せるトピックは、実際に体験したこと、若しくはインターネットなどで得た知識であっても、受身ではなく、自らが取りにいった情報であることが多いと僕は思っています。
漠然と受身で得た知識で話をしていても記憶が曖昧な為、自信が持てず「多分」「恐らく」といった前置きが多くなるように思います。
TVは本当に見たいものだけ
インターネットに繋ぐ時は、使用目的をハッキリさせてから
このような「鉄」の意志が持てない限り、僕に使い放題の電気は早いと思うのです。
敷地の直ぐ前には電柱が立っているので、その気になれば直ぐにでも電気を通すことが出来ます。
毎月の支払いもたかがしれていますから、そのうちに気が変わるかもしれません。
電気を引くことで面白そうな仕事が出来るというのなら、案外あっさりとオフグリッド生活をやめる可能性もあります。
それでも電気を引かず工夫して暮らしている今の生活はとても貴重な経験になっているし、電気もインターネットも使い放題だった時の生活よりも、よっぽど刺激的な毎日が送れています。
その為、今後もオフグリッド生活は続けていく予定です。
その方が、意志の弱い僕には向いていると思うからです。
...ここまでが前置きです
本日の内容は、キッチン用に新しいランプシェードを取り付けたので、その作業過程と、我が家の照明についてお伝えしたいと思っております。
【関連記事:あこがれのソーラー発電】
上記記事と併せてお読みいただければ、より一層オフグリッド生活での電気にまつわる苦労や楽しみが伝わるのではないかと思います。
キッチンにランプシェードを取り付ける
この度入手した新しいランプシェードはこちらです。
配線はとってもシンプル。
プラスドライバーでネジを緩めて、「+」 と「-」を繋ぐだけ。
因みに配線元はインバーターを介した100Vではなく、12V直結です。
ソーラーパネルを使った生活では、極力12Vで使ったほうが無駄がありません。
先ずは土台をコーススレッドで固定します。
続いてシェード部分を入れて固定ネジで止めれば殆ど出来上がりです。
小ぶりでシンプルなランプシェードなので変換プラブが間に入っていると、ランプ部分がいくぶん突き出た格好になりますが、明かりが点けばそれ程気にならないと思います。(※願望)
どうですかね?
ついでにもう一つのランプシェードもご紹介します。
傘が大きいので、同じ変換プラブにLEDライトですが、特に気にならないと思います。
このライトがメインの照明です。
高めに設置し、広範囲を照らして貰います。
いざという時の照明たち
「GENTOS(ジェントス) EX-777XP」
とても明るく長持ちですが、バッテリーが単1なので少し割高です。
単1の充電池を買えば良いのかもしれませんね。
※同じGENTOSの「SOL-036C」というものは単3仕様なので気になります。
※2016.06追記:Amazonでは取り扱いが終了しているようです。
単1電池が高いという理由からソーラーのLEDランタンを購入しましたが、暗くて電池持ちが悪いと判断され、今では殆ど使われなくなりました。失敗...
ソーラー充電、手回し充電、単3電池駆動が出来るうえに、単3電池からは携帯電話などの充電に、USB出力が出来ます。
ラジオにライト、ホイッスルまでを備えた優れもの。
有事のときに便利そうですね。※普段は使わず、引出しの中に入っています。有事のときに使えるよう、たまには動作や電池残量の確認をする必要がありますね。
[灯油ランタン]
火を灯している最中、ウトウトする訳にはいきません。
落としでもすれば火事を引き起こしかねません。
それでも雰囲気の良さなら裸火が一番です。
機能の優れているものが必ずしも選ばれるとは限らない、そんな余白のようなところに可能性を感じます。
【オマケ】
大仏の頭みたいなランプシェードです。
何処に使うかは未定です。
因みに大仏の頭のボコボコは螺髪(らほつ、らはつ)といいます。右巻きの縮れ毛です。
頭が良すぎて脳みそが溢れ出てきているのだと教えられたことを真に受けていたので、真実を知った時はショックでした。